産業用ロボットを導入したい企業様必見！産業用ロボットの種類を解説|株式会社OTECH

垂直多関節ロボット

人の肩や肘、手首のような関節を持ち、複雑な作業を可能とするロボットです。最も普及しているタイプであり、物流拠点をはじめ、単純作業を必要とする部品加工工場などで広く利用されています。垂直多関節ロボットは6軸または7軸の関節を有しているのが一般的です。

スカラロボット（水平多関節ロボット）

水平方向へ自由に回転できる軸と、垂直方向への作業が可能な軸を持ったロボットです。真上から対象物を掴んで水平移動させた後、真下に降ろす作業を行います。水平方向に対する柔軟性が高いため、部品を押し込んだり、組み立てたりなどの細かい作業を得意とします。また、ネジ締めや塗布の作業にも向いています。

直交ロボット

縦・横・高さの3方向に交差するスライド軸で構成されたシンプルなロボットです。直線的な動作しかできず、回転を伴う作業など複雑な動作には対応できません。

その一方、シンプルな構造によって動作のブレが少なく、誤作動も起こりにくいです。また、用途に応じて軸を増やしたり、複数のロボットと組み合わせたりできます。組み立てや搬送、繊細な物の運搬、成形・加工などの工程が必要な現場で重宝されているロボットです。

パラレルリンクロボット

並列につながっている3本のリンクアームを動かして、先端部を支持できるロボットです。作業範囲は狭いですが、剛性が高い、高速で動かせる、精密な動作に対応可能などの特徴があります。ベルトコンベヤの上部に取り付けることで、製品のピックアップや仕分け、選定、輸送など、生産ラインの効率化を図れます。

その他

最近は協働ロボットを導入するケースも増えています。人と同じ環境で作業が行えるロボットで、人間の作業を補助することが主な目的です。安全性が高く、柵で隔離する必要がありません。基本的にコンパクトかつ軽量タイプなことも特徴で、作業スペースが広くない場合も導入しやすいです。
また、土台の左右にアームを取り付けた双腕ロボットも人に近い作業が行えることから使い勝手がよく、さらに導入コストが低いという魅力もあります。

より人の動きに近づいた産業用ロボットは、幅広い業界で大きな役割を担ってくれるでしょう。

株式会社OTECHでは企業様のお役に立てるよう、産業用ロボットのティーチング（教示作業）から各設備の構築、稼働まで一貫して取り組んでおります。産業用ロボットの導入を考えている方はぜひお問い合わせください。